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残土の処理をどうするかは、あらかじめ決めておくもの?
2022年08月24日
残土の処理をどうするかは、あらかじめ決めておくもの?
リニア工事と伊豆縦貫道事業との違いとは?
令和4年8月23日 知事定例記者会見の一幕

(記者)
知事が先般の田代ダムを視察した際に、トンネルを掘る場合は、通常、残土の処理をどうするかは、あらかじめ決めておくものだと言い切ったと聞いております。
これはトンネルのみならず道路工事全般にも当てはまることだと思うんですけれども、一方で、知事が期成同盟会の会長を務める伊豆縦貫道事業において、この間、出された環境影響準備書の知事意見で、準備書の段階で発生土置場の位置が決定しておらずと記載されています。
JRや静岡市が批判されて、中部地整が許される合理的かつ具体的な理由を端的にお示しください。

(知事)
一応、暫定的に坪倉沢というのが考えられたことは承知しております。

(記者)
でも、実際に決まってないわけですよね。だから、こういう記載になってるわけですけれども、それで、中部地整が許される合理的、こないだ静岡市のことをクソミソに批判してましたけれども、中部地整が許される理由はどういうことでしょうか。

(知事)
もちろん、燕沢というのを前提にしてらっしゃるわけですね。私自身見たわけですから。2011年。

(記者)
燕沢は、あれですよね。リニアの方ですよね。

(知事)
そうです、リニアです。

(記者)
いや、そうじゃなくて、僕が言ってるのは、伊豆縦貫の話です。
伊豆縦貫の、こないだ出された知事意見書で、発生土置場の位置が決定しておらずと示されているわけですね。
リニアの、こないだ、田代ダムの視察をしたときに、そんな、トンネルを工事するときには残土処理をどうするのか、あらかじめ決めておくべきものは、それが当然だと言ったわけで、その発言と、この知事意見で発生土置場、伊豆縦貫において決定してないことを認めになってしまっていることっていうのは整合性がとれないのではないかと私は思うんですけれども、静岡市が批判されて、中部地整、伊豆縦貫の方ですね、中部地整が許される、合理的かつ具体的な理由をお聞かせくださいと私は聞いてます。

(知事)
これは、もう、当然、中部地整と言いますか、沼津土木事務所はですね、それ考えてると。ただ、まだ発表されてませんね。

(記者)
発表されてないので、こないだ、知事は、だから、トンネルを掘るときに、それはリニアのほうですね。発生土置場が決まっていないのはあるまじきというような趣旨の発言をされていて、こっちだって決まってない。でいうのは、中部地整が言ってる試験だって認めちゃってるのに、そこの両者の差は何なんですかっていう。

(知事)
まだ、トンネルをどのような形で掘るか、これはですね、伊豆縦貫の場合はですね、これからいくつかの手続きを経なければなりません。
従って、その手続きの中で、それは明確にされていくものというふうに思っております。

(記者)
この知事意見の中で、地下水および河川流量について3次元水収支解析の実施を求めているわけですけれども、この3次元水収支解析についても、リニアに関しては解析結果に不確実性が残ると突きつけているわけですので、当然、中部地整に対してもリニアと同じレベルでの対処を求めるという理解でよろしいんですよね。

(知事)
そうですね、こういう。あそこは、わさび田もあるところですし、渓流が走ってるところでもありますから、生物の多様性ということの観点からもですね、当然、そういう意見は交換してるわけですね。
ですから、これは、できる限り自然環境を保全しながら、かつ、伊豆地域の方々の悲願でもあるので、また下田・河津間の第二期工事も見通しが出てきました。その次に、これからトンネルの話になっていくわけですね。第一期工事のところ、まだ、出来上がってないわけです。
ですから、これ順番にですね、この手続きを踏んでやっていくと、知事意見ていうのは、その都度、必要なところで出すということになると思いますけれども、一番大事な問題は、この天城を抜くということでございますから、そこで自然の保全がちゃんと確保できるということは我々の基本的な姿勢です。

(記者)
なので、リニアで、リアルにまとめてるレベルの事を求めるという理解でよろしいですか。

(知事)
同じようにですね、求めていくと。もし、リニアの場合には、特殊。それぞれ特殊事情がありますからね。一律に全部同じというわけにはいかないということをご理解していただきたいと思います。
何しろ、超山奥で、しかも、狭い河川敷に、しかも深層崩壊が起こって、いわば平地になってるところに360万立米を建てるっていう、そういう盛土を作るっていうことがわかってる以上ですね、これはもっと言わざるを得ませんね。

(記者)
リニアの特殊性については、私も重々承知しているつもりなんですけれども、本日の会見もそうですし、今のお答えもそうなんですけれども、この知事の言動ですとか、県の行動っていうのは、行政の公平性ていう観点が、やや欠けてるようにもとれるんですけれども、本県は、その行政の執行権を恣意的に行使しているんでしょうか。

(知事)
とんでもありません。
もう、全て情報は公開し、そして、皆様方ともそういう意見が自由に言えるようにですね、それに対して真摯に答えられるようにしております。

(記者)
では、なぜ流域との意見交換は一部しか公開しないんでしょうか。

(知事)
なんですか、それは一体。

(記者)
こないだの。

(知事)
それはですね、流域の方々のご意見でしょう。
島田市が、核になって、自由に意見交換したいと、おっしゃってそうなったわけです。私のほうから一切そういうことは望んでおりません。

(記者)
逆に、県民への透明性という部分では、県がそこを説得するということだってできるはずだと思うんですけれども。

(知事)
そうですね、できる限りそういうふうにして全部オープンになった方が望ましいと私は思っております。

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Posted by しょうぞう力 at 12:30│Comments(0)
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